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【飲食店の開業資金シュミレーション専用】指標数字を総まとめ

12月 12, 2019

出前館の固定報酬制は2022年現在廃止されました。ご注意ください。最新情報は公式サイトにてご確認ください。

今日は、飲食店開業にまつわる数字指標をかたっぱしからまとめました。

冗長な説明は一切抜きで、とことん項目別にまとめ。事業計画作成時、開業資金シュミレーション時にご活用ください。

ゆりねぇ
飲食はじめて、数字感覚がまだないよって方は、ブックマーク推奨です〜

【飲食店の開業資金シュミレーション専用】指標数字を総まとめ!

トータルで必要な開業資金の目安

店舗種別トータルの開業資金
一般的な飲食店1,000万円
テイクアウト専門店500万円
ゴーストレストラン200万円
キッチンカー200万円

飲食店を開業する場合の目安資金は、一般的に「1,000万円」。この内訳の8割は「物件取得費用+内装工事費用」で、小さなお店でも800万くらいかかります。

ゆりねぇ
不動産価格は交渉でどうにかなることはほぼないです。開業資金を抑えたい場合には、業態・出店方法を再検討しましょう。

開業資金を抑えたい方向けの記事

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物件取得費用の内訳

項目目安
礼金
賃料の〜2カ月分
保証金(敷金)賃料の〜10カ月分
仲介手数料賃料の1カ月分
前払賃料賃料の1カ月分
管理費(共益費)賃料の5〜10%
造作譲渡料~300万円
火災保険料~15万円
雑費~10万円

物件取得費用はおおよそ月額家賃の1ヶ月分です。家賃30万円なら初期費用は300万円です。

保証金(敷金)は10ヶ月分くらいかかりますが、退去時には帰ってくるお金。しかし自宅と同じで「償却」分が差し引かれたりするので、契約時に確認が必要です。

なお、見つけた物件の家賃が適正かどうかは「エリアや周辺環境」により、一概に判断はつきません。足を使って確認が一番です。

家賃の判断基準が欲しい人のための記事

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内装工事・店舗投資の費用

  
内装・設計費 坪単価40~60万
看板施工費 10万円〜
厨房機器費 10万円〜/1台
店舗クリーニング 5万円〜
レジ全部で100万円〜
募集費
販売促進費
備品費
開店前経費 など

内装工事は、10坪程度のお店でも400万程度かかります。

特に水道・ガスなど「配管周りの工事」が必要な場合は高額になるため、居抜き物件を探す場合はそのあたりをしっかりチェックするのがおすすめ。

内装については「初心者でも大丈夫!飲食物件の探し方ノウハウ」で合わせて解説してます。

ゆりねぇ
一般的には「居抜き物件」が安く済みますが、しっかり内装を作り込む場合はとんとんだったりもします。

冷蔵庫やコールドテーブルといった業務用設備を新品で購入する際は、10万円単位でお金がかかると思っといたほうが安全。

その他インフラ整備や備品類(家具、食器、店舗用品各種)など予想以上に必要ものは多くなりがちなので、100万、200万単位で予算確保しとくべし。

開業準備に必要なものを知りたい方

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ランニングコスト

   
FLコスト
55%
食材原価30%
人件費25%
その他の
ランニングコスト
35%
家賃10%
水道光熱費7%
販売促進費5%
その他経費※以下雑費諸々13%
修繕積立費
減価償却費
リース費用
クレジット手数料
通信費
募集費
クリーニング費
その他備品・消耗品 など
利益
10%
売上高ー(FL55%+ランニングコスト35%)

飲食店のランニングコストで大きな割合を占めるものは、「FLコスト」と呼ばれる食材原価と人件費です。

上記表では食材原価30%と書いてますが、食事だけならもうちょっとかかるはず。ドリンク原価はとても安いのでトータルで30%代を目指したい...といった感じです。

より詳しくは次の表を参照に。

業態ごとのFLコスト目安

業種別FLコスト原価率人件費率合計
すし44%29%73%
日本料理37%32%69%
居酒屋32%35%67%
レストラン34%35%69%
中華34%33%67%
そば・うどん33%36%69%
カフェ・喫茶32%35%67%
スナック19%35%54%
※日本政策金融公庫手引きより抜粋
※FLコストは55〜65%が目標

「FLコストは55%以内に!」といった記事をよく見ますが、実際には60%代までのってくる計算で進めた方が良さげ。

おすし屋さんの原価率はなんと...44%!原価率はお客様の満足度と直結です。

原価率コントロールについてはお勉強を推奨

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その他開業にまつわる費用

営業許可類
(衛生責任者・防火管理者・営業許可)
5万円程度
(自治体による)

ここまでが主な飲食店開業費用です。小さな飲食店でも細々とした支出はすっごくたくさんあるので...

まずは「FLコスト」「物件家賃」を優先的にチェックしてみてください。

売上予測の立て方

店舗の基本営業情報
客単価ランチ1,000円
ディナー5,000円
デリバリー2,000円 等
→単価が大きく変わる場合は別計算
席数座席の数
回転数1日あたりの
→客単価同様単価が大きく変わる場合は別計算
営業日数休日を除いた営業日数
例)(客単価3,000円×席数20席×2回転)×営業日数26日=312万

売上予測は上記の通り。客単価は全体の平均で出してもあまり意味がないので、わけて算出がおすすめです。

以上です!

・・・

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ゆりねぇ
合わせて人気の記事を紹介します。社会の変化に合わせて、デリバリー&テイクアウト、ネット通販を始める飲食店が急増中。開業準備と合わせて、ぜひ見てってくださいね。
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