インド発ユニコーン企業としてもっぱら話題の「OYO Hotels(オヨホテルズ)」に宿泊してきました。別名「ホテル界の黒船」と呼ばれているベンチャーホテルチェーンです。
最近ではZホールディングスとの合弁解消や世界200都市からの撤退などバッドニュースばかりが目立つOYOですが、そのこともさしおいても画期的なニュービジネスです。
少し前に京都旅行に行った際利用したOYOホテルズの条件はこんな感じ。
場所:京都(五条駅徒歩2分)
広さ:35平米程度(目視)
料金:2,800円(税込)
設備:ツインベッド、Wi-Fi、バスルーム、洗濯機etc
駅近Wi-Fi付き広々ツインルームにたったの2,800円で宿泊できた衝撃。わたしはおひとり様でしたが、カップルだったらひとり1,400円。もうお金がなくて旅行できないなんて言い訳は通用しなくなりましたね。
トラベラー界隈ではかなり認知が上がってるようですが、まだまだ実際どんなもんなのか口コミ不足。実際に宿泊してきた感想をレポしていきます。
OYO Hotelsとは?
2019年4月にソフトバンクグループとの合弁会社として事業をスタートしたインド発のホテルテック企業です。提供客室数ベースで110万室とあっというまに世界第2位まで登りつめ、その躍進に世界の注目が集まっています。すでに運営中のホテルとおあートナーシップを組み、既存客室をOYOホテルとして提供していることが特徴です。また、スマホひとつで賃貸マンションを借りられる住宅版「OYO LIFE」のサービスも展開中です。
まずはOYOホテルに宿泊してみた感想を
ぶらりひとり旅にて当日宿泊できるホテルを探して、偶然ヒットしたのがOYOホテルです。爆安2,800円の宿泊費にひかれて即予約。結果、価格に対して満足な宿泊ができました。
駅近広々ツインベッドルームでこの価格という抜群のコスパには大満足でしたが、気になる点もちょこちょこありました。
とはいえ、格安おひとり様旅には充分すぎることがわかったので、これからもお世話になっていきたいサービスのひとつになりました。
予約:超簡単★★★
まずは予約から。スマホひとつの超簡単予約ができましたので★3つ。
今回OYOホテルの予約に使用したのは、海外ホテル予約サイト「Booking.com」です。OYOはまだスタートしてから1年足らずのサービスですが、他のホテル同様多くの予約サイトと連携しています。
じゃらんや楽天トラベルなどいつも使っているサイトで検索ヒットするので、ポイント等を使いたい方にもおすすめです。
ちなみに。ベストなホテル探しの方法をひとつ。グーグル検索にて日付指定検索>空いてるホテルの一覧が価格表示付きでばばばっと出現するので、その中から利用したいサービスを選択するのが一番クイックです。
チェックイン:もやっと感あり★☆☆
チェックインは正直もやっと感があったところ。
部屋番号とキーが間違ってました。間違いはいいのです。誰にでも間違いはありますものね。
しかし、間違いを伝えた後のスタッフさんの会話が奥から丸聞こえ。もう少しボリュームを下げてくれますようお願い申し上げます。はい。
ただこのようにトラブルがあってもすぐに対応してもらえるのがOYOの良さ。民泊ではなかなか難しいのが現実です。
部屋:広くて快適★★☆
お部屋はなんといっても広さに感動。2,800円でこれだけ広々家電完備のお部屋に泊まれるなんて充分すぎます。バスタオルなども用意されてましたし、洗濯機があるのも快適ポイント。
クリンリネス完璧な一般ホテルと比べてしまうと、ベッドの寝心地、部屋の香りなどは正直劣ります。ですが掃除は行き届いてましたので、快適に宿泊できました。Wi-Fiも問題なし。
ただひとつつっこむなら、キッチンあるのに調理家電は0。もし写真を見て「やった〜キッチン使える!」と思った料理好きさんは要注意です。わたしも現地で食材を買ってちょっと調理してみたかったのですが、今回は断念しました。
総合評価:★★☆ /コスパで選ぶなら◎
トータルでは★2つ評価。ですが、コスパで選ぶなら今のところ最強のホテルです。ほどよく清潔で広いお部屋に飲み代にも満たない額で宿泊が可能です。
もし普段から一般的なホテルでの宿泊が多いなら、そこまでのレベルは期待できませんが、寝るだけなら満足すぎる。低価格ながらも、民泊にはない安心感を保っているのがOYOホテルズの現状の高評価ポイントかと思います。
現在バッドニュースが多発中とはいえ、思いつきで旅に出るときには今後もぜひお世話になりたいというのが感想です。一度規模縮小方向へ動いている真っ最中ですので、この隙を狙ったハイエナ達がOYOホテルズを模倣して、似通ったホテルビジネスがぼこぼこ生まれてくるかもしれません。
どちらにせよ、旅する我々にとっては安くて素敵なホテルに泊まれるようになることは大歓迎。今後のOYO&ホテルテックの発展が楽しみです。では。