こんにちは!Uber Eats 、使ってますか?今日はUber Eats の仕組みを徹底解説。飲食側の方も、配達の方も、注文する方も、みなさんがUber Eats とはなんぞや?の概要が掴める内容になっています。
わたしはというと飲食店側目線寄り。ですが配達チャレンジもしたしフード注文ユーザーとしても普通につかっています。
熱が入ってロングな記事になってますので、ヨミモノとして楽しんで頂ければうれしいです。ではスタート!
もくじ
Uber Eats とは?
Uber Eats は飲食店の美味しいお食事を届けるハイテク出前サービスです。なーんてことはみなさんすでにご存知ですよね!おっきなバッグを背負った兄ちゃんたちが自転車でざくざくお弁当運んでくれるアレです。
ところで、なんでこんなにUber Eats が流行っている?このあたりを仕組みとともに見ていくとしましょう
2016年上陸→たった5年で1,000倍
ココ最近ばちばちに流行ってますが日本上陸は2016年、今からたった5年前です。それがあっというまに15万店舗突破。上陸から1,000倍と信じられない勢いで加盟のレストランが増えています
Uber Eats の登録店舗数がこのほど、15 万店を超えたことをお知らせいたします。Uber Eats は 2016 年 9 月に東京で 150 のレストランパートナーとスタートをし、この 5 年でサービスエリアの拡大とともに、約 1,000 倍にも及ぶ登録店舗数まで拡大いたしました。
Uber Newsroom
国内老舗出前サービスである出前館は2022年現在加盟店舗数9.5万店舗です。比べるとすごさがおわかりいただけるでしょう。
この急激な成長はコロナ禍の追い風がひとつ、もっと根っこにあるのは配達員の雇用の仕組みというところです。
Uber Eats の仕組みとビジネスモデル
Uber Eats 全体の仕組みとして、よく言われるのが三方よしのビジネスモデルです。
- ユーザー=フード注文のお客様
- 配達パートナー=個人事業主として働く一般人
- レストランパートナー=飲食店
デリバリーするには絶対に配達員が必要ですよね。利益率の低い飲食店にはこの人件費負担が無理すぎたので専門店しかありませんでした。ピザーラ、お寿司、うなぎ、あとは近所のおっちゃんがやってるお蕎麦・天丼ぐらいだったはず。
そこの障壁をがらがらと崩したのがUber Eats 。ネックの配達員確保部分をまるっと引き受け、飲食店はお弁当を作るだけという状態まで持っていたのです。
だから、どんな小さな個人店も気軽にデリバリー参入できるようになり、加盟レストランが爆発的に増殖。ユーザーはバラエティ豊かなお店から出前できるようになりました。
レストランパートナーの仕組み
ちなみに、レストランパートナーは無料のオンライン登録だけでUber Eats 出店可能です。かかるコストは売れた分からの手数料35%のみ。
いうて飲食店のデメリットはゼロです。
「デリバリーやったことないし、仕入れだけしてうれなかったらどうしよう…」
↓
「まぁ、とりあえずUber Eats 登録しとくか。売れなくてもお金かかんないし」
はい、また1店舗増えますね。Uber Eats 赤字垂れ流しの先行投資スタイルです。アメリカン。
Uber Eats 配達パートナーの仕組み
一方、肝心要の配達員の仕組みはどうなってるのでしょう?普通に考えて配達員ひとり月給30万円として、お弁当1個配達料100円取ったって月3000回運ばないと成り立ちませんよね。無理がある。
ここがUber Eats の超絶すごかったポイント。一般人の空いてる時間を買い取ったのです。
新しい働き方=シェアリングエコノミー
Uber Eats の配達は社員ではなく業務委託契約の一般人です。働くほうは好きな時間に好きなだけ、Uber Eats 側は必要なときに必要なだけの人件費で済むWin-WInな関係。
実はコロナ時代に突入する1-2年前、じわじわシェアリングエコノミー=共有経済が盛り上がっていた時代がありました。モノ・コト・ヒト、余った資源をシェアしておいきましょう!というのがその基本。
そうそう、さすが。爆発的に流行ってAirbnbもシェアリングエコノミーを代表するサービスのひとつですよね。
このうちのひとつとして台頭したのがタクシー配車のUber。一般人かがドライバーとして稼げるワークシェアからはじまりました。
そこから「ピザ配達もできるんじゃね?」という感じでUber Eats誕生!だから、外を移動する人類みな労働力となりうる最強モデル、なんですよ。え、それはちょっと言い過ぎじゃないかって?いやいや、2022年現在徒歩配達までスタートしてますからね。
どこよりも早くこのスタイルを確立したUber Eats は配達パートナー確保戦争、完全リード。ワーカー側としても、オンライン登録してお弁当運ぶだけで月収50万レベルで稼げるときもあるので、人気は止まりません。
>【大人気】Uber Eats 配達パートナーになる方法と申込手順【簡単WEB登録】
フード注文の仕組み
さぁそして、誰もが気軽に利用できるフード注文。ステイホームのさなか、Uber Eats の良さは誰もが気付いたと思います。
超売れっ子「クリスピーチキンアンドトマト大久保店」 人気の韓国料理店「ホンデポチャ渋谷店」 新登場スイーツ「韓国風クロッフル専門店ワンダーワッフル」 タピオカ&クレープも「Pearl Ladyアトレ川越店」
アプリで星の数ほどあるバラエティ豊かな飲食店からを選んで数タップ。最短15分程度であっというまの着。クレカ決済だから受け取るだけ。タピオカ一個でも持ってきてくれます。もはや説明するまでもない便利さですね。
Uber Eats フード注文これからどうなる?Uber Eats の未来と課題
こうやって見てくるとすでに仕上がってる感のあるUber Eats 。しかし本領発揮はまだこれからでしょう。その理由と懸念点、合わせて3つ見ていきましょう。
①国内で圧倒的人気
先にも言いましたが、国内でぶっちぎり人気を獲得。出店した飲食店からの評判も上々で「Uber Eats がいちばん注文入る」「システムが使いやすい」テックカンパニーとして3歩くらい先を行く口コミ多数です。
本国アメリカでは2番手シェア、ブラジルでは撤退などの報道もありますが、日本に関しては自爆しない限り、この快進撃はまだまだ止まらないでしょう。
②飲食店以外への領域展開
Uber Eats はすでに全国進出完了。市区町村レベルではまだ未上陸エリアはありますがあとは拡大していくだけです。インフラとしての下準備は整いました。
飲食以外の領域展開をぐいぐい進めていることに注目。
- Uber Eats Market 直営グローサリーストア※実店舗
- ドラッグストアとの提携
- コストコなど大手スーパー等との提携
- 日比谷花壇など生花店との提携
- 本格業務卸との提携
ご近所さんからなんでも配達できるようになると、スピーディさではAmazon超えしてきますよね。なんてったって注文から15分そこらでコーヒー1杯届けてくれるんですから。
これから超高齢化社会になってくなかで使いどころ多数ありそうですよねぇ。自動運転配達の実証実験はじまってるのでますます今後に注目です。
③衛生面での課題
ひとつ大きなデメリットがあるとしたら、衛生面での問題です。
どんな狭いキッチンでもお弁当ひとつ作れれば出店できる手軽さがUber Eats の良さ。このメリットが裏目に出て、営業許可さえ通っていればとんでもないお店でも出店できるグレーゾーンができてしまっています。
エグいゴーストレストラン。25も店名を名乗るケースは初めて目にしたが検索スパムも良い所。絶対に使わん様にしたいが悪評が立てばクソ居酒屋よろしく店名ロンダリングするのが目に見えてる。とりあえず優良誤認狙いの「専門」は名乗らんで欲しい。 pic.twitter.com/cnkWbmnFtt
— SIX (@sieiri3) May 23, 2021
私も実際配達パートナー稼働した時に「えっまじか汚な!事務所とキッチンごちゃまぜやんけ!」ってゴーストレストランにも遭遇しました。仮に食中毒問題が起きたとしても、ぱっとブランド廃棄して終わり…っていう話にもなりかねません。店舗運営側のモラルの問題でしかないんですが、ちょっと怖いところもありますよね。
「いやいや、そんなこと言ったらどこのお店も裏わからんよ?」実はそんなことなくて、きちんと看板掲げて営業しているお店は、掃除徹底。そこらへんのおうちよりぴかぴかに磨きあげてるお店がたっくさんありますよ。
けっきょくデリバリーでもリアル店舗でもお店選びの基準は信頼。Uber Eatsのプラットフォーム上でもう少しお店実態が見えたらうれしいなぁなんてことを思っています。
まとめ
はい、以上となります。ただの人気のデリバリーやさんだけでないUberEatsの側面が少し見えたでしょうか。
さらに詳しく知りたい方は「【Uber Eats 出店の極意】飲食店向け出店ノウハウ徹底ガイド」で関連記事をまとめているので、ぜひ読んでいってくださいな。
テイクアウト&デリバリー参考書籍
最新情報&より具体的な情報収集は、業界雑誌がいちばんよいです。
Uber Eats 出店の極意シリーズ
【Uber Eats 出店の極意】ーUber Eats の出店にまつわるアレコレをシリーズ化しました。はじめて飲食TRYのオーナー様はぜひご一読ください。現場の声や繁盛店事例をもりもり盛り込んでます。