フーズチャネルより外食産業の上場企業一覧シートが公開されています。2019年度に上場した企業は以下3社。
ステーキのあさくまと浜木綿はそれぞれ50店舗以上を経営する老舗外食企業、NATTY SWANKYは「ダンダダン酒場」を経営する今旬の外食企業です。
2019年は外食産業の倒産件数が過去最多と言われているため、件数は少ないですが上場した企業3社に拍手。今後をひっぱっていく活躍を期待します。
以下のグラフをフーズチャネル様よりお借りしました。
2006年の上場企業数が群を抜いて高いですね。2006年はいったいどんな年だったのでしょうか。ちょっと気になって調べてみると...
おおお〜。ホリエモンが逮捕されたライブドア事件の年。早稲田実業を優勝に導いた斎藤佑樹投手「ハンカチ王子」が一躍有名になった年。有馬記念でディープインパクトが引退した年。まぁやっぱりホリエモン事件が鮮明です。(2006年の出来事一覧はこちら)
こんな2006年に上場した外食企業は...
おおお〜。なんと12社もの外食企業が上場。讃岐うどんブームまっただ中だった「丸亀製麺」や、今やいきなりステーキの閉店騒動で話題の「ペッパーランチ」が上場しています。それから表にはありませんが、デリバリーサービスさきがけの「出前館」も。
なんでこんなに上場企業が多かったか。これは外食産業が特別に調子が良かったわけではありません。時代の全ての調子が上り調子だったことが要因です。
1990年代後半はインターネット黎明期。試しに1998年~2007年までの10年間でk国内全体の上場企業数を見ると約500社も増えています(資料はこちら)。その後2008年から一転、上場企業数は下落傾向に。同じく外食企業の上場数にもぽっかり穴が空いてしまっています。
さぁここでカンのいいあなたはわかりましたね。2008年にかの有名なリーマンショックが起こったんです。2006年&2007年は駆け込み上場企業がとても多かったので、外食産業もそれにならい上場数が突出していると推測できます。
さぁここで話を戻しますが、リーマンショック級の不況は10年毎にやってくると言われていますが、2018年は特になし。その後も米国ナスダックは高値更新を続けています。しかし毎年バブル崩壊のウワサが流れますが、今年2020年はどうなるのかちょっと恐ろしいですね。イランとアメリカの緊張状態が不安です...企業の上場よりも世界平和を祈るばかり。
今日は少し小難しい話になりましたが、市場動向を探るのに株価チェックやマーケットチェックもおすすめします。上場企業であればIRや決算資料から今後の展望や作戦を詳しく知ることができますので、市場調査には最適。ぜひ売れるお店作りに技を盗んでみてください。では。
※追記:今年やはり来ました、コロナによる金融ショック...
ついに起こったコロナショック!国家非常事態宣言
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