今日は、飲食店のテイクアウトの売上を上げる方法についてまとめました。
こんなお悩み、抱えていませんか?それもそのはず、飲食店のテイクアウト販売で売上を上げるのは、正直一番難易度高いのじゃないかというポジションだからです。
その理由と、解決できるかもしれない施策、そして集客力を上げる方法をまとめました。少しでもヒントになればうれしいです。
もくじ
飲食店テイクアウト→売上アップはOOを売るしかない
テイクアウトで売上を上げるには「わくわく感」を売るしか方法はありません。
例えば休日の遅いランチに「マックテイクアウトしてきちゃったよ〜公園で食べよ、るんるん」みたいな、あの感じ。「テイクアウトして食べる」という憩いのひとときの対価として、飲食店のテイクアウトにお金が支払われます。
これを念頭に置きつつ、まずはテイクアウト商戦が厳しい理由を明確に理解していきましょう。
テイクアウトとデリバリーは戦い方が全く違う
テイクアウト<デリバリー<ネット通販
基本的にテイクアウトの人は、来店で来てくれる人と同じ。つまり同じ商圏の人たちです。
在宅ワークにシフトしている今、1駅離れただけで来てくれないと思っておくべき。すなわち、WEBでいくら宣伝をがんばったとしても売上にはつながりづらいのです。
テイクアウトアプリの手数料が重い
テイクアウトアプリではこういったものがありますが、全飲食店がテイクアウト出している今、掲載しているだけでは売れないです。また売れたとしても手数料が痛いですね...売れても利益残りません。
中には手数料が無料のサービスもありますが...アプリに登録していて大量に注文が入っているお店を除いては、利用を見直してもいいかもしれません。
ライバルがコンビニすぎる
さらにテイクアウトが儲からない最大の理由は「ライバルがコンビニ」だからです。
本気の彼らは強すぎ、どうがんばっても飲食店のテイクアウトは勝てません。他にも「スーパー、ミールキット、デリバリー」など、日常食の全てがライバルです。
こうなると、飲食店でテイクアウトをする理由は、先述のように「わくわく感」しかないのです。同義として「非日常感」「特別感」「罪悪感」も含まれます。
例えば...
「休日だから手抜きして、美味しいもの買ってきちゃおう」
「ちょっと高いけど、たまにはご褒美いいよね」
「お散歩デートのついでに、お気に入りのご飯買って帰ろう」
こんな時には他でもなく、飲食店のテイクアウトが優勝。コンビニでも冷食でもミールキットでもないですよね。いつも提供してる側のみなさんも、プライベートでは同じ感覚ではないでしょうか。
飲食店のテイクアウトで集客するには?
このように、選ばれるための商品開発が大前提になりますが、具体的な集客方法についても見ていきましょう。
テイクアウトの販促方法
販促方法としては下記2種類が有力。
オンライン販促・・・新規客の獲得
チラシ販促・・・商圏内の新規・既存客の獲得
SNSやホームページなどオンライン媒体はほぼ全ての人が見るのでデフォルトで行いますが、実際に狙うのはローカルです。
オンライン販促は、方法論がいろいろ転がってるので、まずはググりましょう。そして考えましょう。
ローカル狙いに重要なチラシについては以下を参考にどうぞ。
効果的なチラシを作る方法
返りのいいチラシを作るなら「キャッチコピー」が超大事です。商品説明などの文章も含みます。
人が何かを購入する理由を作るのは「言葉」です。
写真が綺麗なのは大前提ですが、
例)「美味しいお弁当販売始めました」
→「当店でしか食べられない美味しいお弁当販売始めました」
例)「テイクアウト始めました」
→「半径1kmのご近所さん限定!特別なテイクアウトを始めました」
これだけで全然違いませんか?
ブランディングしましょうなどとも言いますが、その前に、まずはあなたのお店で買う理由を作ってあげることに注力して考えてみてください。
とりあえず型だけでも真似するなら、キャッチコピー術の本から持ってくるのがおすすめ。訓練あるのみ。
テイクアウト容器には当然こだわる
わくわく感演出には容器ももちろん大事。袋をごそっと渡されて空ける時の時のわくわく感...海外みたいなラフさが最高...など。
どんな形でもいいですが、そういった演出が売れ行きを決める鍵です。
[nlink url="https://foodtrip.tokyo/5218/"]
テイクアウトは「夢と希望とロマン」を売りましょう
以上。テイクアウトは「わくわく感=非日常感」を演出することが売上アップの鍵、ということにご納得いただけたでしょうか。お客様があなたのお店に足を運んで、焼酎の水割りにわざわざ定価の倍払う理由と同じです。
なかなか難易度が高いですが、がんばりたい方はぜひ。選ばれるテイクアウト商品を世に送り出しましょう。
尚、利益率を上げたい方は、自主注文サイトの作成がオススメです。「飲食店のテイクアウトが儲からない→自社注文サイトで利益率をあげるべき」を合わせてどうぞ。
テイクアウト&デリバリー参考書籍
最新情報&より具体的な情報収集は、業界雑誌がいちばんよいです。
Uber Eats 出店の極意シリーズ
【Uber Eats 出店の極意】ーUber Eats の出店にまつわるアレコレをシリーズ化しました。はじめて飲食TRYのオーナー様はぜひご一読ください。現場の声や繁盛店事例をもりもり盛り込んでます。