デリバリー

【注目】フードデリバリー業界カオスマップを眺めつつ、いろいろまとめた

11月 1, 2019

出前館の固定報酬制は2022年現在廃止されました。ご注意ください。最新情報は公式サイトにてご確認ください。

2019年からフードデリバリー業界のカオスマップチェックをし出しました。当時はまだコロナ禍前のデリバリー黎明期くらいだったのですが、奇しくもコロナの追い風であっというまに戦国時代です。

当時けっこうコアなとこまで調べてて消すのがもったい&あまりにも激変しているので、追記形式で更新してます。上から順に2019年→最新となってますので、目次から飛んでくださいね。

【2019年度版】フードデリバリー業界カオスマップ

スマートキッチン業界カオスマップ2019
世界のスマキチの”今”がわかるスマートキッチン業界カオスマップ 2019年上半期版

まずは、2019年に発表のフードデリバリー業界カオスマップです。クックパッドスマートキッチン事業部の中の人:住さんという方のnoteから拝借してます。

この当時はまだコロナ禍になる前で、日本では正直あまり「フードデリバリー」という言葉自体浸透していなかったように思います。大手がじわじわと下地を構築していた感じですね。

今デリバリーと聞いてすぐさま思い浮かぶUber Eats も、一部のテック系界隈の人間を除いて、一般層では全然受け入れられてませんでした。「食材宅配といえばコープ?」みたいなイメージが優勢だった印象。

2016年のUber Eats 来襲から「今後は絶対フードデリバリーがクル!」と食ってかかってた私は、なぜかこのカオスマップに載っている海外勢まで調べまくってました。一応記録までにURLと概要載せておきます。※マップ左上のGrosery Delivery領域。

  • Amazonfresh
    Amazonが展開する生鮮食材サービス。最短当日で届くし、深夜0時まで届けてくれるので超便利なサービス。
  • freshdirect
    米国食材デリバリーのパイオニア企業。生産者との距離が近い、良質で安心な食材の販売をウリにしています。グルテンフリーやコーシャフードなどの扱いも。
  • Grubmarket
    米発の食材デリバリー企業です。農場や地元食材の取り扱いなど、オンライン上のファーマーズマーケット。>> テッククランチの記事
  • shophero
    米発食材デリバリー企業。Eコマース事業を持たない小売店向けに、簡単にデリバリー販売が実現するようなアプリサービスを展開。
  • FAEMIGO
    ファミーゴは農家直営の食材デリバリー企業のようです。今の時点であまり詳細はわからなかったので割愛。
  • instacart
    shopcartと同じく周辺の小売店とパートナーシップを組んでサービスを展開しています。1時間以内に届く利便性が売り。
  • Burpy
    米発食材デリバリー企業。周辺のスーパーや小売りとパートナーシップを組み、コストコやウォルマートといった大手とも提携してます。

【2021年度版】フードデリバリー業界カオスマップ

コロナが世界を襲って1年経過した2021年、おうち需要の急増にてフードデリバリー業界は激変しましたね。

【2021年のフードデリバリー業界】

・お弁当デリバリー(Uber Eats、出前館など)
・生鮮食材デリバリー(オイシックス、コープなど)
・ネットスーパー各社の食材デリバリー(Amazonフレッシュ、楽天西友など)

デリバリーと冠のつくものは全てうなぎ上りの成長。たった1年で専門職以外の方でも日常会話で通じるくらいに浸透しました。すごい勢い。

(お弁当宅配)フードデリバリー業界カオスマップ

2020年にデリバリー&テイクアウトサービスは乱立。やっぱり強いのはUber Eatsと出前館でしょうか。とはいえ、今後は地域特化で厳選されたレストランや宅配クオリティで差別化されていく感じがします。そのへん上手なのがChompy。さすがIT系。

テイクアウトサービスマップ

デリバリーだけなくテイクアウト専門サービスも増えました。やはり配達員周りのあれこれができる企業は限られます。

飲食店的にはデリバリーとテイクアウト同時対応できた方が楽なので、2年以内くらいで人気が一極化するのではないでしょうか、ねぇ。

スマートキッチン業界カオスマップ

冒頭と同じくクックパッド住様からの拝借です。一般家庭のIoTと流通周りが絡んでくるのでスゴイことになってますね。追いつけません..

【2022年度版】フードデリバリー業界カオスマップ

出典:株式会社いえメシ

2022年、コロナ第6波きましたね。全然収束する気配はありません。誰ですか、年内に収まるとかとんちんかんなこと言ったのは。そんな中発表されたフードデリバリーカオスマップです。

全国でローカルなサービスがにょきにょき芽吹いてます。個人的にはUber Eats でことたりてるので他のサービスは使ってないんですが、、、ちょっとローカル地方にいくと誰もフードデリバリーなんて使わないし、むしろ地場スーパーの有料宅配が強い印象。おじいちゃんおばあちゃんの味方です。

業界的にはドイツ発のFood Pandaは撤退する一方、Uber Eats は15万店舗突破と快進撃中。アメリカはDoorDashが首位(&日本進出)、ブラジルではUber Eats 撤退とのことですが、日本はなんやかんやUber Eats が鍵を握ると思います。国内老舗の出前館がまだ僅差で首位ですが時間の問題かなぁ...という風向き。

日本橋にリアル店舗まで出店、さらに自動運転実証実験もはじまってるそうなので。今後の動向に注目です。では、また来年。

Uber Eats出店興味ある関係者さんは、下記のシリーズ見てってくださいね。

テイクアウト&デリバリー参考書籍

最新情報&より具体的な情報収集は、業界雑誌がいちばんよいです。

■ 飲食店経営 >定期購読
成功するテイクアウト&デリバリー特集。ひと通りの業界動向が掴めます。

■ 近代食堂 >定期購読
お弁当の事例がとことん90事例。全てに原価率、販売食数、購買数データ付き。

Uber Eats 出店の極意シリーズ

foodtrip_ubereat出店の極意STEP1
#01
フード注文
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#02
配達パートナー
Uber Eats 出店の極意STEP3
#03
レストランパートナー

Uber Eats 出店の極意】ーUber Eats の出店にまつわるアレコレをシリーズ化しました。はじめて飲食TRYのオーナー様はぜひご一読ください。現場の声や繁盛店事例をもりもり盛り込んでます。

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