今日は、自社構築型のネットショップと、モール型ネットショップの違いをご案内します。
このような方向けの内容です。楽天やAmazonといた巨大プラットフォームに出店したほうがメリットがおおきいのではないか。などと考える一方で、みんなBASEで出店してる現在。
集客力が高いと言われているモール型ショップのメリット・デメリットを確認しつつ、飲食店はどのような基準で出店先を選べばいいのかを解説します。
もくじ
ネットショップ出店先の見極め方【モール型とASP型のメリデメ比較】
ASP型ネットショップ
【ASP型ネットショップ】
Shopify
BASE
STORES など
どちらもメリットデメリットあるので、お店に合った出店先を選ぶことが大切です。
ASP型とモール型のメリット・デメリット比較
ASP型 | モール型 | |
---|---|---|
手数料 | ○ 安い | ☓ 高い |
集客力 | ☓ 弱い | ○ 強い |
信頼度 | ☓ 低い | ○ 高い |
操作性 | ☓ 難しい | ○ 簡単 |
カスタマイズ性 | ○ 高い | ☓ 低い |
両者をざっくり比較するとこんな感じです。
ポイント
自分で作成・集客してコストを抑えるか、お金をかけて人が集まっているところへ出店・集客を狙うか、このどちらかです。
それぞれのついてもう少し具体的に説明します。
モール型に出店するメリット
①手数料:モール型も無料出店ができる
モール型の手数料を「高い」としましたが、実際に高いのは楽天だけ。楽天は出店時の初期費用だけで60,000円しますが、AmazonとYahoo!は無料出店ができるんです。
しかし、モール系はその他にかかる手数料が驚くほどたくさんあるんですよね...。
楽天 | Amazon | Yahoo!ショッピング | |
---|---|---|---|
初期費用 | 60,000円 | 無料 | 無料 |
毎月の固定費 | 19,500円〜 | 無料〜 | 無料 |
販売手数料 | 3.5~7.0% | 出品毎に100円 +販売手数料8%~ | 無料 |
ポイント原資負担 | 1% | ー | 1% |
キャンペーン原資負担 | ー | ー | 1.5% |
アフィリエイトパートナー報酬原資 | 2.6%~ | 1% | 1% |
決済サービス手数料 | 2.5%~3.5% ※楽天pay | ー | ー |
これがモール型が「高い」と言われている由縁です。各社出店用ページで明記していますので、下記からどうぞ。
ASP型の無料出店ができるネットショップは、こちらの記事から確認できます。
[nlink url="https://foodtrip.tokyo/5178/"]
②集客力:圧倒的にモールに軍配
次に集客力です。いうまでもなく、モールが強いです。
「楽天で買える」「Amazonで買える」といった知名度の強さ。ポイントを貯めるために、そこで買わない人たち。そもそも人がたくさんいるのがモールの特徴です。
Amazonと楽天がそれぞれ5,000万人以上の月間利用者、Yahoo!ショッピングが3,000万人弱。お金はかかりますが、このユーザー達に対して、ポイント還元やキャンペーンなどを集客キャンペーンを実施してくれます。
③信頼度:モール型なら安心感あり
信頼度=つまり、クレジットカードなど個人情報の登録です。
有名ブランドだったり、知っているお店ならいいですが...たまたま見つけたネットショップにわざわざカードや個人情報を登録して買おうとは思いづらいものです。
そういった点で、誰もが知っているモール型は信頼性が高く、心理的ハードルが下がるため、購入に繋がりやすいと言えます。
④操作性:モール型は簡単
操作性も大事なポイントです。モール型ショップでは、決まったフォーマットに商品登録をしていくのが基本的な作業。
全て環境が整っているため、ASP型のように0からサイトを構築したり、デザイン制作する必要がありませんので簡単です。
デメリットがあるとすれば、「個性」「ブランド」といったものを打ち出しづらいこと。とくにAmazonやYahoo!ショッピングは、商品にオリジナリティがないと価格競争に陥りやすくなると言われています。
⑤カスタマイズ性:ASP型が圧倒的に自由
最後にカスタマイズ性です。上記の操作性とも被りますが、カスタマイズ性にこだわる場合は、モール型よりもASP型がおすすめです。
デザインや見栄えの部分はもちろん、必要な機能だけ外部連携したりして拡張していけるため、オリジナルな自社サイトを作ることができます。
ASP型の中でも特に自由に扱えるのが、ShopifyやMake Shopです。
>> 【人気No.1】Shopifyの始め方|ショップ開設手順/本格派
>> 【圧倒的な集客力】Make Shopの始め方|ショップ開設手順
お店の合った出店先の見極め方
モール型もASP型もどれも一長一短ありますので、ベストな出店先は「誰に向けて、どのくらい売りたいか」で決まります。
①売上目標
・まずはお試し 月10万円〜30万円→ASP型
・売上拡大重視 30万円〜100万円以上→モール型
月商規模が30万円程度だったら、集客力はそれほど関係ないのでモール型に出店しなくてもいいでしょう。物足りなかったら手を広げてみたらいいですね。
②ユーザー
・常連客やSNSフォロワー向け→→ASP型
・通販をきっかけに知ってくれる新客向け→モール型
「常連さん向けに口コミでお知らせして買ってもらえれば十分」。こんな場合もASP型で間に合います。店頭PRはもちろんSNS集客などを行うのがおすすめです。
しかし、通販をきっかけにお店を知ってもらいたい気持ちがあるなら、人の集まるモール型の方が合っていると言えます。
③WEB・IT知識の有無
・ゼロから全て主体的に運用できる→ASP型
・ある程度の型や流れがあったほうが助かる→モール型
お店の中でWEBやECの知識がある人がいるなら、ASP型でも大丈夫。ですが、通販サイトを0から自作して運営するのは、それなりに主体性がないと難しいです。
一方で、モール型であれば決まったシステムの中で商品の出品に注力してけばいいので、WEB初心者でも比較的取り組みやすい仕様となってます。
ミニマムスタートするなら...
「ASP型のBASE 」と「モール型のAmazon」を組み合わせて使ってみてもいいですね。利益率だけでなく、出品の流れやユーザーの反応をそれぞれ研究してみるといいかもです。どちらも商品が売れるまで費用はかかりません。
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